【不動産コンサルコラム】
◇2024年12月号『土地を有効活用するために』NEW
何と今年最後のコラムになりました。
早いものですねぇ。もう1年が過ぎてしまうとは・・・。
1年を振り返るとチャレンジの1年でした。
やりたい事に手を出して自分なりの目標を決めて行動する。
だんだんと出来ない事が増える年齢になると、気持ちが落ち込みがちになってしまいます。
ならば出来なかった事にチャレンジして、出来る事に成長を感じよう!
そんな動機から、プライベートタイムを習い事タイムにしました
思っていたより困難だったり、目の前の壁がとにかく高く足が前に向かなくなったり、
淡々とした生活を送っていたら味わわなくていいような感情に、戸惑いと葛藤を繰り返していました。
それでも、日々確かに変化を感じられるようになってきて、
学生時代の部活のような時間を楽しめるようになりました。
いくつになっても、チャレンジする勇気を持って成長する自分を
実感していたいと思う1年でした。
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土地の有効活用の話になりますが、何かの事業を起こそうと思った時、
または事業を行わないと維持が困難になっている時、どこに頼ろうと思われますか?
銀行さんや税理士さんが思い浮かぶ方が多いのかも知れません。
然しながら、行う事業は不動産の活用です。
銀行さんは金融のプロで、融資の審査をする知識と経験を積んだプロです。
税理士さんは、資産の現在価値を計算し納税する金額を管理するプロです。
どなたも不動産の知識や、賃貸事業を成功させる投資の知識は勉強されていません。
現在私が行っている仕事はこの有効活用事業のプロデュースです。
その土地の価値を上げるための賃貸事業は何なのか。
アパート・倉庫・事務所・店舗・・・
その土地が稼げる賃料の最大値はいくらなのか、周辺相場を調査し、一番高い賃料設定を探る。
その賃料から出せる高利回り物件にするために、いくらの事業予算を立てたらいいか。
造成費・掘削費・地盤補強費・建築費・測量費・登記料・保険代・取得税・融資金利等。
その事業が安全で確実である事を証明するための、事業収支計算書を作成します。
銀行融資を受けるための、融資先との融資額と返済年数と金利の交渉。
建築物に最新の借主ニーズが備わるよう、必要設備をピックアップ。
間取りの動線・採光か所・仕様材の選定・目的物に必要な借手目線での工夫を、
建築会社に事前に要望を出し、設計までに5~6回の会議を繰り返します。
私の役割は、 必ず満室になる物件を作り
借り手が長く居たくなる建築物を作り
施主が数十年に亘って安心して返済が出来て
確実に施主のキャッシュフローが増える物件作り、をお約束して契約を結んでおります
自分が施主だったら、建築後の未来が想像出来る事業をしたいと思います。
自分の土地に人が集まり、人が潤い、人が笑顔になってくれる。
そんな物件を作りたいと思います。
そして法令や税制は、毎年変わります。
この法令や税制にも敏感に情報を勉強し、
そこも加味した事業プランを作成しなければなりません。
また、同じ資格を保有したコンサルタント同志の事業経験談を学び、
その情報が役に立つ案件に遭遇した時に提案ができるよう、
年5~6回は研修会に参加してブラッシュアップしています。
個人資産の相続対策のケース、法人名義の相続対策のケースでも提案の視点は大きく変わってきます。
本当に学ぶ法律や、立案するプランは広く、そんな技法もあるのかと感心しきりになります。
右脳を使う仕事でイメージを先に作り、それに向かって行動していくような仕事です。
もっともっとスキルを上げて、施主様に貢献したいものです。
事業規模も長期に亘る案件は、1年かけるケースも出てきました。
ご紹介も頂き、信頼関係の構築のあるお仕事ばかりで、本当に有難い環境を頂いてます。
来年からスタートする案件も決まっており、色々な情報にアンテナを張って、
少しでもいいエッセンスを落とし込めるよう準備をしています。
目指したかった資産管理のプロに、来年も力を付けて参ります。
1年本当にお世話になり、ありがとうございました。