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【不動産コンサルコラム】
       
◇2024年8月号『人気の”収益物件”造り』NEW

 



只今オリンピック真っ只中です!
昨夜はゴルフの決勝で、松山が3位をキープしていたので最後まで寝る事が出来ず、夢中で応援していました。
あの池越えのプレッシャーのかかる中、100%の力で打てる精神力に圧倒され感動でした。
東京オリンピックの雪辱を晴らし、見事な銅メダルに日本中が歓喜のコメントを送っていました。
丸山監督の涙が日本中の応援の証だったと思います。

色々な事が起こったオリンピックで印象深かったのは、阿部詩が2回戦敗退の時の出来事です。
同じ景色を見ても、真逆な感想がSNS上で話題になりました。
無論価値観の違いですから、正しいとか間違いだとか言うつもりはありませんが。

どれだけの時間を柔道だけに、そして金メダルを取る事だけのために犠牲にしてきたのか。
あの涙と悔しさは、それが痛いほど伝わってくると感じた人、
同じ場面を見て、次の試合のスタートに支障をきたすから、いつまでもあそこに居るべきではなかった。
あそこまで大げさに泣くなんて行き過ぎた行為だと感じた人、
こんなにも違うのかと試合後の感想の方に驚いてしまいました。

スポーツをする人間として、辛く長い時間を耐えてきた努力と姿勢に、
温かいエールを送りたいと思いました。


* * *


現在新築アパートを建築しています。
1階が店舗、2階3階はロフト付の住居です。

建物前面に駐車場を確保し、一番重視したのは生活音のトラブル回避です。

1階が店舗であれば夜間は無人になるので、生活音のストレスから解放されます。
2階3階をメゾネットの階段にしたので、上階からの足音も響きません。

現代社会で、集合住宅の問題は一番が騒音トラブルです。

一度発生すると、どんどん音に敏感になり、精神に異常をきたし幻聴が始まります。
弊社の管理物件でも明らかに相談内容が幻聴の症状だとわかる方が何人もいます。

これからの新築物件には、この問題をまず回避し、
さらに長く生活したくなるよう設備の充実をコンセプトに提案しています。

浴室はカウンター付、追焚き付等ゆったりサイズのユニットバス。
トイレは便器タンク一体型のウォシュレット付き、紙巻器はカウンター付の2ロール収納。
流しはシステムキッチン3口コンロ。
洗面はW750でシングルレバーの洗面台。
下駄箱は上下収納にミラー付。
一番は宅配BOX付ポストの設置です。
玄関扉も木製で高さ2000サイズのダブルロック錠。
エアコンも12帖タイプの大型エアコン。
外部の音を遮断するペアガラスのガラスサッシと、シャッター雨戸。

収納やクローゼットもゆったり配置して、とにかく「部屋に早く帰りたい」と思える居住空間の提供で、
空室化を回避出来る物件造りをしています。

他と比較のない間取り、設備、外観のデザイン等差別化を思い切り前面に出して、
個性ある物件を目指し何年たっても人気のある物件を造るのが目標です。

引渡しは9月ですが、既に申込も入り満室です。
貸主様への事業計画では実質利回りを9%維持していますので、
返済にもゆとりがあり安全な事業を提案出来ました。

事業提案通りに建築計画を進めていきましたので、
大きな支出のないよう事前の打ち合わせも入念に行ってきました。

自分でやっていて思うのは、これが建築会社主導だったり、銀行主導だった場合、
本当に地主様が安心出来る事業内容で完成するのだろうかと。

利害という面で考えたら、不動産コンサルタントは建築後も管理で関わり、地主様の収支を管理し、
年間の収支結果を提出する事になりますので、高額な建築費用にならないよう
適正価格の見積もりチェックを心掛けて交渉していきます。

銀行の担当は建築の知識はありませんから、建築会社を紹介するだけで、
その後の交渉は地主様が建築会社と直接する訳で、これでは価格の判断や仕上がり内容のチェックは誰も出来ません。

そんな事業で完成した建物は、数年で他の物件と比較されては負ける物件になってしまいます。
日本中そんな中古物件がゴロゴロしています。
これからの時代は不動産の専門家がサポートについて、常に前面で交渉して資産を守ってくれる環境作りが
一番資産を増やす結果となる時代です。

資産形成であれ、相続対策であれ、不動産を活かす知識は税理士さんや弁護士さんではなく、不動産のプロです。
知識のない・経験のない不動産会社は、どんどん衰退しています。
お客付けをするだけの時代では無くなりましたから。



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